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眼内レンズ

眼内レンズについて

    • 白内障の見え方イメージ

      • 正常時
      • 白内障(見え方の一例)
    • 白内障と眼内レンズ

      水晶体は、網膜にピントを合わせるという、カメラのレンズのような役割をしています。
      白内障は、水晶体が濁って光を通しにくくなり、ピント調節機能が正常に働かず、視力が低下する病気です。
      そのため白内障の手術では、濁った水晶体を取り除き、代わりに人工の水晶体である眼内レンズを挿入することで、視力を改善します。
      手術で使用する眼内レンズには、どこか1つの距離にピントを合わせる単焦点眼内レンズと、2つ以上の距離にピントを合わせる多焦点眼内レンズがあります。

    • 単焦点眼内レンズの見え方イメージ

      • ▲ 単焦点眼内レンズ(近方にヒント)
      • ▲ 単焦点眼内レンズ(遠方にヒント)
    • 単焦点眼内レンズとは?

      ピント調節機能が正常な目は、水晶体の形や厚さを変化させることで、近い場所から遠い場所までピントを合わせて見ています。
      しかし加齢によりピント調節機能が衰えてくると、1つの距離にしかピントを合わせられなくなります。

      眼内レンズは、形や厚さを変化させることができません。
      そのため単焦点眼内レンズを目の中に埋め込むと、老眼の時と同じように、1つの距離にのみピントが合った状態になります。

      単焦点眼内レンズとは?

      ① 見え方の違いを知る

      単焦点眼内レンズは、近く・遠く・中間、どこか1点にピントを合わせた眼内レンズです。

      近くにピントを合わせると?
      手元にピントが合うレンズを選ぶと、遠くは裸眼で見えません。
      近眼用メガネが必要です。

      遠くにピントを合わせると?
      遠くにピントが合うレンズを選ぶと、手元は裸眼では見えません。
      老眼鏡が必要です。

      中間にピントを合わせると?
      中間(1m前後)にピントが合うレンズを選ぶと、近くも遠くもぼやけるものの、まずまず見えます。
      はっきりと見るためには、遠近両用メガネが必要です。

      ② 生活スタイルに合うものを選ぶ

      普段どんな生活をしているかによって、レンズの種類やピントの距離を選ぶ方法があります。
      「車を運転している」
      「スポーツが好き」
      「パソコン作業が多い」
      「読書や裁縫が趣味」
      など、クリアに見たい範囲と生活スタイルによって、患者様に合うレンズを選択していきます。

    • 多焦点眼内レンズの見え方イメージ

      • ▲ 多焦点眼内レンズの見え方
    • 多焦点眼内レンズとは?

      単焦点眼内レンズは、老眼と同じように1つの距離にのみピントが合った状態になり、見えづらい範囲は近眼用のメガネや、老眼鏡で補う必要があります。

      一方、多焦点眼内レンズは、近い距離・遠い距離・中間の距離など、複数の点にピントを合わせることができるため、より広い範囲が見えやすくなります。

      ただし見え方には個人差があり、多焦点眼内レンズを使用していてもメガネが必要になるケースがあります。

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